先日、関心があったコミュニケーションの学校の動画受講を申し込んだ。2022年11月のオンライン受講の募集の時には、金額に躊躇してしまい、機会を逃してしまった。
そこでまだ迷っている方のために内容を要約し自分の事例も交えてまとめてみました。
今後、受講を迷っている方の参考になれば幸いです。
結論
受講してよかった。コミュニケーションの土台はやさしさであり、その上に技術や経験が活きてくる。自分のやさしさ不足をつきつけられる内容であった。
それもそのはず、鴨さん自身もまだやさしさ不足を自認している。自分に求めるレベルが高いのだ。このやさしさ不足にきづいているからコミュニケーションに対して、深く丁寧になっているのだろう。まさしく、コミュニケーションを科学するにふさわしい内容であった。
第一講のゴール
講義は全部で5講に分かれており、1講のゴールはやさしさ不足に気づけるようになる。第1講の最大の学びは無知の知に気づくことだ。私はコミュニケーションで過去にトラブルとなったときに、自分の発信よりも相手の受信能力が低いことが悪いと考えていた。鴨さんはソクラテスの無知の知を例に挙げていたが無意識に傲慢になっていた自分に気づかされた。
ワークの中で自分に該当した嫌われるコミュニケーションの項目を列挙する
- 人の否定・評価をしている
- 相手の話を遮る(特に妻や子供に対して顕著に出る)
- 絶対にこうだと決めつける
- リアクションがない、小さい
- 笑顔がない
- 目を合わせない
- 体を揺らし続けている(人前に立つと体をゆする癖がある)
- 声のボリュームがコントロールできない(顧客に声のボリュームを落とすように何度が指摘されたことがある)
- ほかの人にやさしくない
- あからさまに他のことを考えている
- 言葉づかいが雑になることがある
過去に嫁の趣味について口出ししたり、父親の母親に対する態度に意見したり、顧客のクレームに反論したりとかなり未熟さを思い出された。
現実を受け入れると自信がなくなるが、もちろん自分を卑下して解決するわけではない。
この講義の学びにはいくつかのグランドルールがある
- できてないことに気づけたらもう成長
- 学びすべてを自分に向ける
- 小さな成長を大きく喜ぶ
- 美しい生き方を目指す
美しい生き方とは
いつ、どこで、誰といても同じ状態でいること
できてないことに気づけたらもう成長
特に響いた言葉だ。ブログの更新が遅れると罪悪感を感じていた。時間と文章を作るのに忍耐が必要だからだ。気づいているだけで前に進んでいると考えると自分を追い込み自己嫌悪に陥ることを防ぐことができる。自分を責めてモチベーションが下がり後が続かないと意味がない。自分を攻めることよりも気づきに成長を感じたほうがトータルの取れ高が高いのだ。
やさしさ不足の相手の目線で話せないのが原因と言える。相手の立場になって考える習慣がないことが問題だ。
私の場合は子供や妻、自分の両親に対して相手を尊重できていない。身内ということで甘えがあるのかもしれない。妻の趣味に対して批判的な態度をとったり、父親の母親の態度に対して意見したりと自分の意見に自信を持ちすぎて固定観念にとらわれた。
やさしさとは=丁寧に話すこと
- 具体的に数値化する
- 相手が知っているもので例える
- 相手の発言や質問を読解する
言葉足らずの3つの原因
- 主語が自分
- ふつうはこう思うはずだの思い込み
- 無意識の脳のさぼり
相手のサインを見逃さない
- よく聞き返される
- 誤解される
- けげんな表情
- 言い換えて確認してくれたり、不足を埋めてくれる
私は主語がないことが多く、相手に質問されたら答えると無意識の話し方に気づいた。質問されたら答えるというスタンスだがそれでは常に言葉のキャッチボールが増えてしまう。時間があるときには構わないが仕事で時間という人生で貴重な資源を浪費することになる。相手の命の時間を奪うことに無頓着になっていた。
これからは相手のリアクションを観察し相手の反応から必要な情報をくみ取り、仮説を立てて言葉を選択する習慣を身に着けたい。鴨さんが重ね重ね訴えていたことは、最初からうまくいくことはないということ。仮説を立て実践して繰り返し実施することで技術は磨かれる。
communicationという仕事にも、子育てにも、コミュニティでも必須な能力をぜひみなさんも学んでみませんか?